1月 31日

学校法人白頭学院建国高等学校卒業式

2018年1月31日 学校法人白頭学院建国高等学校の卒業式にご招待いただき、米田眞理子パストガバナーより祝辞をお願いしたいとのご連絡がありました。

米田眞理子パストガバナーと貴学校法人理事の金基周パストガバナーとの10年来の深い絆で育まれてきた友情の賜物と思います。

しかしながら米田眞理子パストガバナーはタイのルンピニロータリークラブとの国際交流に奉仕活動に行かれており、今回堺フェニックスロータリークラブ会長の仲峯 豊が米田眞理子パストガバナーの祝辞を代読という形で披露させていただきました。

卒業生男女53名は厳粛に卒業式を終えることが出来ました。

本当におめでとうございました。

進路も53名すべてが大学生、専門学校生、ご就職と決まっており晴れやかな門出となりました

今後も韓国と日本の友好交流をさらに深めていきたいと思います。


米田眞理子パストガバナーお祝辞

本日は、誠におめでとうございます。皆さんの旅立ちをさわやかな空気が迎えてくれましたね。これはやはり、皆さんが3年間をしっかりと過ごしてきたことに対する、お祝いなのだろうと思いました。さて、国際ロータリーという言葉をご存知でしょうか?世界200ヶ国以上に130万人の会員がいる世界最大の奉仕団体です。人々、特に後進国の人々を助けよう、良いことをしようと高潔性を持って仕事に励み、日々地域の方々と交流を図り、数々の奉仕を心がけています。その一環の「青少年奉仕」という奉仕活動の中で、10年前からソウルのインターアクターと建国高校のインターアクターとの国際交流の御手伝いさせていただき、堺市長表敬訪問等に参加させていただいてまいりました。そのご縁で卒業式に御招きいただき、本日晴れの日に皆様を拝見することが出来ました。ありがとうございます。

さて、皆さんは、3年間でたくさんの友だちをつくったことでしょう。この学校で、その友だちと勉強することはもうありませんが、いくつもの思い出が皆さんの胸の中に残っていると思います。私のような歳になっても、小学校のときの友だちに会うたび、たくさんのことが思い出され、先生のことや行事のことなどの思い出話で、とても楽しく過ごせるのです。「友情は喜びを二倍にし、悲しみを半分にする」と、ドイツの詩人、シラーは言っています。その言葉を聞いたとき、私は心からその通りだと思いました。小学生のとき、鉄棒の逆上がりがなかなかできず、放課後何日も練習して、はじめてクルンと上がれたとき見ていてくれた友だちが、私が驚くくらい喜んでくれ、私の喜びは二倍になりました。皆さんにも、「友だちがいるって本当にいいなあ」と思った経験はきっとあると思います。

4月からは、社会人や大学生、又専門学生です。また新しい友だちができます。こうして、皆さんが新しい世界に進むたびに、友だちが増えていきます。もちろん、先ほど言ったような、喜びを二倍にし、悲しみを半分にしてくれる友だちをつくるには、自分もまた、相手にとってそうしたともだちであるよう、努力しなければいけません。大きくなるにつれ、友だちの大切さを感じる機会も増えると思います。そのときに、周りにたくさんの友だちがいて、よかったなと思えるよう、これからの生活で、多くの友だちをつくっていってください。楽しい思い出、苦しい思い出、いろいろな思い出を一緒につくっていく友だちは、何歳になっても皆さんの大事な宝物になるはずです。

私たち国際ロータリーも、世界中に友情の輪を広げ世界の平和を目指して奉仕の理想を抱いております。国際ロータリーのアメリカ本部の役員を務めさせていただいておりますが、本日このような素晴らしい建国高校の卒業式に御招きいただきありがたく嬉しく思っております。

最後になりましたが、校長先生はじめ教職員の方々、そして保護者の皆様に、高いところからではございますが、心よりお祝いを申し上げ、私の祝辞とさせていただきます。本日は誠におめでとうございました。

国際ロータリー第2640地区 パストガバナー 米田眞理子
代読 堺フェニックスRC 会長 仲峯 豊